全然

全然更新しないから広告が出ちゃってるジャマイカ 映画は見てるんだけど更新する元気がでない

ザカリーに捧ぐ 2008年米

若くして殺されてしまったアンドリューの、残された息子ザカリーのために、友人の映像作家カートが撮ったアンドリューの人生と人柄を追うドキュメンタリー。 アンドリューはザカリーに会うことなく亡くなってしまったため、いつかザカリーに見せるために撮ら…

シャーロック・ホームズ 2009年米

シリーズその2。美術も衣装も美しく、すごく完成度の高い一大趣味映画。「ホームズって実はこんなんだと思うんだよねー!」っていう作り手の燃えが随所にちりばめられていて、楽しそうで大変よろしい。ホームズは推理のことだとか自分の興味があることにな…

アイアンマン1・2 2008・2010年米

ロバート・ダウニー・Jrの、人間としてはダメだけど天才、だけど憎めないシリーズその1。 主人公の正義感のあり方とか(自分が作った兵器で紛争がおきていることを悔いていながら、結局それを制御するために作るのはまた兵器)、自分のテーマパーク造っちゃう…

40歳の童貞男 2005年米

思ったよりもずっと質の高いコメディ映画でした。なによりもこの童貞男に対する描写に愛を感じるところがいいな。ある程度の年齢以上で童貞である、というコンプレックスを持つ人にだけじゃなく、誰でもが持ってしまう、世間に対する見栄の滑稽さみたいなも…

シャネル シャネル 1986年

シャネルの生涯や、そのファッションに対するスタンスなどを歴史の流れに沿って解説してくれるドキュメンタリー。シャネル自身が語る言葉や、その後継者、カール・ラガーフェルドから彼女を見たインタビューなんかが興味深い。いろんなドキュメンタリーを見…

ナイト&デイ 2010年米

娯楽映画なんだけれど、その中で独自の進化を遂げている変な映画。おもしろいけれども、全然重たくならない。見たあとに何も残さない、娯楽映画の見本みたいなよくできた映画なのに、どこかその枠から逸脱しているのはトム・クルーズのキャラクターのせいな…

天国と地獄 1963年 日

打って変わってどシリアス。最初は権造さんのことを金と権力の亡者で、切れるけどやなやつだなと思ってるとだんだんいい奴だとわかってきて感情移入してしまう。三船さんが演じると、どことなく子供っぽくて憎めない感じになるなぁ。すごく実現性の高そうな…

用心棒 1961年 日

なんか個人的に黒澤ブームなので続けてみています。作品ごとに少しずつ雰囲気が違うんですが、用心棒はとくにテンポがよくって楽しい。笑いの要素も多いし、見てて飽きない。ものすごくキャラが生き生きしていて、それぞれが自分の目的に必死で大局を見失っ…

僕のピアノコンチェルト 2006年瑞

はじめに予想したのとは大幅に違った方向に行くんだけど、それが爽快感のあるラストにちゃんとつながっている。大風呂敷広げてきれいにたたんだ感のある傑作。主人公の子供は天才児で、それだからこそ孤独を強く感じて生きている。おじいちゃんと子供って組…

 HACHI 約束の犬 2008年米

動物ネタはやばい。子犬のハチがやばいかわいい成犬のハチやばいでかい。

ヒーロー 靴をなくした天使 1992米

多分に教訓的だけど、主人公のキャラクターとコメディタッチの物語にうまく昇華されて、鼻につかずに見れる良作。日々の生活に流されがちな、自分はヒーローではないと思う市民の中の、等身大の善のありかたを考える。気付かず体が動いて人を助けてしまうよ…

切腹 1962年日

あらすじを聞いたらオチが気になったので視聴。リアルで救いのない食い詰め浪人ドキュメンタリー。竹光で切腹なんてどうやったら思いつくのか…!映画館で見ていたら逃げ場がなくてうわああああってなっていただろうなあ。 体面だけを気にして(それが平時に…

ヒート 1995年米

目の前に犯罪者がいたら追いかけずにはいられない刑事と、盗みの才能に恵まれすべてをそこに捧げている男。どちらもぎりぎりの世界で、たくさんのものを犠牲にして生きている似たもの同士。 二人がコーヒーを飲みながらお互いの価値観を語り合い、腹を探り合…

影のない男 2004年独

見終わった後にいくつか疑問が残っちゃったんですが、 1.女は最初に関係を持った男が死んで自殺しようとしたけど、あまり男のことをよく知らなかったような印象を受けた。死のうとするほどの深い付き合いとは思えない。作中では偶然知り合った、と言っている…

エド・ウッド 1994年米

図らずも今日は監督の映画愛爆発二本立てになってしまった。 エド・ウッドという実在の映画監督の半生を描いた映画。ティム・バートンのエド・ウッドに対する愛・怪奇映画に対する愛がはみ出しまくってて、エドのものすごいおポンチ映画人生が、実は優しくて…

ニューシネマパラダイス 1989年伊

この映画が作られたとき、もう映画は過去ほど大衆に愛されてはおらず、TVやレンタルビデオに娯楽の座を奪われていて。それが捨ててきた故郷への思いや、若かったころの情熱の思い出とひとつになって、この郷愁ロマン映画の完成をみています。今は失われても…

恋はデジャ・ブ 1993年米

何度も何度も同じ一日を繰り返す、いわゆるループもの。主人公のちょっと傲慢でスター気取りのやな奴、フィル・コナーをビル・マーレイが演じています。 このビル・マーレイの演技がハマっていて、ある程度劇画的に誇張されてはいるものの、ループの中に取り…

ヒトラー 最期の12日間 2004年独伊墺

どうしてこの映画を作ろうと思ったのだろう、と想像したときに、戦後何十年経ってもドイツの人々の心を苛む罪悪感の大きさを思ってしまいます。民族の共有する罪の記憶、それは直視しないでいるかぎり、正体のわからない怪物の影のようにまとわりついて、人…

パッセンジャー57 1992年米

みんなよく知ってる、アメリカ名産・名物アメリカ映画っていう感じの、すごいアメリカ味のアクション。こういうのって本当合衆国の人にしか作れないよなぁ…と思います。いい意味でも悪い意味でも。ウェズリー・スナイブスのアクションはキレキレだし悪役の演…

ラン・ローラ・ラン  1998年独

目力のある女優さん、フランカ・ポテンテ(ローラ)が恋人を助けるため、ひたすら走る映画。 よくある「繰り返す切り取られた時間」というモチーフなんですけど、そのアイデアがストーリー・演出とぴったりはまってすっきりとしたとてもいい映画になっています…

ジャガーノート  1974年英 

アンソニー・ホプキンスが30代後半なので、したっぱぽく足を使って捜査したりしてるのが新鮮な感じです。彼がやるとなんだかものすごいキレる人みたいに見えてくるのはなぜなんでしょうね…あんなに優しい顔なのに。動作に無駄がないからかなぁ。演出がものす…

四季 春夏秋 森博嗣

四季・春 (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/09/05メディア: 新書 クリック: 24回この商品を含むブログ (129件) を見る四季シリーズを続けて、春松秋。冬を残して一段落です。 四季さんって、「すべてがFになる」から始まる…

今夜はパラシュート博物館へ 森博嗣

今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/03/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (59件) を見るVシリーズから四季シリーズに移る間に、読み…

赤緑黒白 森博嗣

赤緑黒白 (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/09/06メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (74件) を見るあの人がこの人でこの子があの子で…というのがはっきりしてついに最終巻のVシリーズです。そんで少女はあ…

夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/12/25メディア: 文庫購入: 84人 クリック: 1,493回この商品を含むブログ (719件) を見る乙女がかわいいやらお茶目やら男前やらで、読んでるとニヨニ…

そうか、もう君はいないのか 城山三郎

そうか、もう君はいないのか作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/01/24メディア: ハードカバー購入: 7人 クリック: 97回この商品を含むブログ (88件) を見るアマゾンの評価に引かれて購入。知らなかったんですけどドラマ化してたんですね…。…

サイコロジカル 西尾維新

サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社文庫) [ 西尾 維新 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 712円ちょっとずつ戯言遣いと玖渚ちゃんの過去とか明らかになってきました。一番知りたいのはそ…

捩れ屋敷の利鈍 森博嗣

捩れ屋敷の利鈍 (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/01/11メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (61件) を見る買うだけ買って積んでた森博嗣のVシリーズを読んでます。 S&Mシリーズに比べると薄くて楽に読め…

スカイ・クロラ  森 博嗣

スカイ・クロラ (中公文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/10/01メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 212回この商品を含むブログ (528件) を見る森博嗣の本に触れるのは初めてなんですが、一気に引き込まれてしまいました。 感動し…