2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ザカリーに捧ぐ 2008年米

若くして殺されてしまったアンドリューの、残された息子ザカリーのために、友人の映像作家カートが撮ったアンドリューの人生と人柄を追うドキュメンタリー。 アンドリューはザカリーに会うことなく亡くなってしまったため、いつかザカリーに見せるために撮ら…

シャーロック・ホームズ 2009年米

シリーズその2。美術も衣装も美しく、すごく完成度の高い一大趣味映画。「ホームズって実はこんなんだと思うんだよねー!」っていう作り手の燃えが随所にちりばめられていて、楽しそうで大変よろしい。ホームズは推理のことだとか自分の興味があることにな…

アイアンマン1・2 2008・2010年米

ロバート・ダウニー・Jrの、人間としてはダメだけど天才、だけど憎めないシリーズその1。 主人公の正義感のあり方とか(自分が作った兵器で紛争がおきていることを悔いていながら、結局それを制御するために作るのはまた兵器)、自分のテーマパーク造っちゃう…

40歳の童貞男 2005年米

思ったよりもずっと質の高いコメディ映画でした。なによりもこの童貞男に対する描写に愛を感じるところがいいな。ある程度の年齢以上で童貞である、というコンプレックスを持つ人にだけじゃなく、誰でもが持ってしまう、世間に対する見栄の滑稽さみたいなも…

シャネル シャネル 1986年

シャネルの生涯や、そのファッションに対するスタンスなどを歴史の流れに沿って解説してくれるドキュメンタリー。シャネル自身が語る言葉や、その後継者、カール・ラガーフェルドから彼女を見たインタビューなんかが興味深い。いろんなドキュメンタリーを見…

ナイト&デイ 2010年米

娯楽映画なんだけれど、その中で独自の進化を遂げている変な映画。おもしろいけれども、全然重たくならない。見たあとに何も残さない、娯楽映画の見本みたいなよくできた映画なのに、どこかその枠から逸脱しているのはトム・クルーズのキャラクターのせいな…

天国と地獄 1963年 日

打って変わってどシリアス。最初は権造さんのことを金と権力の亡者で、切れるけどやなやつだなと思ってるとだんだんいい奴だとわかってきて感情移入してしまう。三船さんが演じると、どことなく子供っぽくて憎めない感じになるなぁ。すごく実現性の高そうな…

用心棒 1961年 日

なんか個人的に黒澤ブームなので続けてみています。作品ごとに少しずつ雰囲気が違うんですが、用心棒はとくにテンポがよくって楽しい。笑いの要素も多いし、見てて飽きない。ものすごくキャラが生き生きしていて、それぞれが自分の目的に必死で大局を見失っ…

僕のピアノコンチェルト 2006年瑞

はじめに予想したのとは大幅に違った方向に行くんだけど、それが爽快感のあるラストにちゃんとつながっている。大風呂敷広げてきれいにたたんだ感のある傑作。主人公の子供は天才児で、それだからこそ孤独を強く感じて生きている。おじいちゃんと子供って組…

 HACHI 約束の犬 2008年米

動物ネタはやばい。子犬のハチがやばいかわいい成犬のハチやばいでかい。

ヒーロー 靴をなくした天使 1992米

多分に教訓的だけど、主人公のキャラクターとコメディタッチの物語にうまく昇華されて、鼻につかずに見れる良作。日々の生活に流されがちな、自分はヒーローではないと思う市民の中の、等身大の善のありかたを考える。気付かず体が動いて人を助けてしまうよ…

切腹 1962年日

あらすじを聞いたらオチが気になったので視聴。リアルで救いのない食い詰め浪人ドキュメンタリー。竹光で切腹なんてどうやったら思いつくのか…!映画館で見ていたら逃げ場がなくてうわああああってなっていただろうなあ。 体面だけを気にして(それが平時に…

ヒート 1995年米

目の前に犯罪者がいたら追いかけずにはいられない刑事と、盗みの才能に恵まれすべてをそこに捧げている男。どちらもぎりぎりの世界で、たくさんのものを犠牲にして生きている似たもの同士。 二人がコーヒーを飲みながらお互いの価値観を語り合い、腹を探り合…